登記(や供託)関連の申請もオンラインで手続できる
ちょい久しぶりにウチの会社の登記簿謄本を取り寄せなければならなくなって、登記簿謄本の発行手数料ってなんぼやったかなぁ…などとググって調べてました。
すると「登記ねっと」なるサイトがオンラインで商業・法人登記や不動産登記、その他動産譲渡登記や再建譲渡登記…などの法務局取り扱いの様々な申請手続きのサービスをWEB上で行うことができるーという法務局のサイトを発見(`・ω・´)
これまではわざわざ法務局まで出かけて、印紙販売の窓口で手数料分の印紙買ったり申請用紙書いたりしてから、さらに窓口で申し込みをして順番来るまでしばし待つ…という手続してましたが、大阪法務局はいついっても大混雑で何するにも待ち時間が長い。
クルマで行ってる人たちなんて駐車場入るのに大渋滞作ってるしね。
それがオンラインで申請するとネットで手続きが全部できて、手元まで郵送してくれると。
しかも手数料が法務局の窓口よりも安いんですて。
登記簿謄本オンライン申請の手数料
例えば法人登記簿謄本(履歴証明書)などを発行する際の手数料は、
法務局窓口での登記事項証明書(謄抄本) 書面請求…600円
オンライン請求・送付…500円
オンライン請求・窓口交付…480円
となっていますので、オンラインで申し込んで郵送してもらう方が100円安いってことなんですよね。
これであの煩雑な窓口申請の手間や、法務局まで出かける交通費や所用時間をカットできるとしたらなんてワンダフルなことか。
登記簿謄本申請から料金支払いまでの手順
ネットで登記簿謄本などの発行を申し込むためのサイトはこちらのサイトです。
■登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと
https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/index.html
平成23年から運用開始となってるのでもうだいぶ前から稼働してるシステムなんですね。
もっと早くに知っておけばよかったヘ(´o`)ヘ …
このサイトは司法書士さんみたいな実務でバンバン利用されるような方も対象にしてるので、メニューや機能もたくさんあって、例えば「申請用総合ソフト」のダウンロードサービスなんかもありますが、今回のように謄本の申請するくらいならWEB上の「かんたん証明書請求」を使うだけで十分です♪
おおまかな手順は下記のフローのとおりです。
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- その1:申請者情報登録
- このシステムの初回利用時だけ申込者のアカウント登録が必要です。
一年間使用がないとアカウントは自動削除されてしまうようです。
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- その2:かんたん証明書請求で謄本などのサービスを指定して申し込み
- 申し込み手続のメイン作業です。
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- その3:申請に必要な料金の確定と支払い手続き(インターネットバンキングで決済)
- 申し込み内容が受理されたら料金の通知があり、システムから直接インターネットバンキングに接続して決済まで完了できます。
事前にご自身の取引銀行のインターネットバンキング口座を開設されている必要があります。
それぞれの手順については登記ねっとの各ページでも詳細に解説されてますが、やはりお役所のサイトなので文字量ハンパなく多いし、民法の解説書に出てくるような文言がずらーっと並んでたりしてこういうのに慣れてない人間は入口でこりゃムリ!と諦めてしまわれるかもなのですが、実際には割とカンタンに手続きできるのでご安心を。
少なくとも、法務局まで電車乗って行って申し込み手続きしたりする手間よりは断然短時間で済んじゃいます。
※注意:ただし、申し込んだ証明書の受け取りは郵送によるものの場合はその分日数がかかってしまいます。お急ぎでしたら「ネットで申し込み→法務局の窓口で受け取り」の方法で申し込まれたらいいでしょうね。
あと、システムの利用時間は原則として月曜から金曜の8:30AM~20:30PMまで。
24時間いつでもOK!ではないのであしからず^_^;
その1:申請者登録
まず申込者の登録、いわゆるアカウント登録をしなければなりません。
トップページ画面左側の「申請者情報登録」ボタンを押すと、アカウント登録フォームが開きますのでご希望のIDを含めたご自身の情報を入力して登録ボタンを押してください。
利用規約の同意を求められますので、同意ボタンを。
すると申請者情報の入力フォームが表示されますので必要事項を入力していきます。
※ご希望のIDは先着順なので、既に使われているものなどの場合はエラーメッセージが表示されます。
問題なく情報が入力・送信されると仮登録が完了し、認証コードを記載したメールがご指定のメールアドレス宛へ送信されますので、すぐに受信操作を行ってください。
※30分以上認証の送信がないと仮登録が無効になってしまうようです。
認証コードを入力して送信ボタンを押すと、申請者としての登録作業が完了します。
あらためてログインしてみてください。
その2:かんたん証明書請求で謄本などのサービスを指定して申し込み
トップページで「かんたん証明書」をクリックするとログイン画面に移りますので先ほど登録したアカウントのIDとパスワードを入力します。
証明書発行のメニューページでは不動産や動産、債権などの証明書も含めた交付の申し込みメニューが表示されますが、ここでは「「交付請求書(登記事項証明書)」をクリック
交付の請求画面では会社を指定する方法を2つから選択できます。
ボクは手元に会社番号とかなかったんで左側の「オンライン 会社・法人検索を行う」ボタンを選びました。いずれか適当な方を選んでください。
検索画面が表示されたら、ご希望の会社名を絞り込むための条件設定を指定してください。
ラジオボタンの部分(検索方法など)についてはひとまずデフォルトで問題ないかと。
必ず入力必要なのは「商号名称」部分のキーワードと、「本支店・事務所」の所在地情報です。
例えば某超有名メーカーの会社名の場合。
まず会社名を「商号名称」のテキストボックスに入力して、続いて「市区町村を指定して検索」のセレクトボックスで都道府県(ここでは愛知県)を選んでから「所在選択」ボタンを押すと該当市区町村の一覧が選択画面に表示されますのでさらに選んでください。
「検索」ボタンを押すと、キーワードと所在地住所に該当する会社名がリスト表示されますので、該当する社名のチェックボックスにチェックを入れて、「追加」ボタンを押します。
ブラウザの環境にもよりますが、ポップアップをブロックした状態だと店舗リストの表示画面が正しく表示されないことがあります。「検索」ボタンを押してもウンともスンとも言わないときにはポップアップの表示許可を確認してみてください。
Internet Exprolerの場合
Google Chromeの場合
前画面に戻ると下段の表に選択された会社がリスト表示されているはずですので、「確定」ボタンを押します。
つぎに表示される画面では指定内容を確認のうえで必要な通数を指定します。
例えば「1」のように半角数字で。
送付先などを申請者情報から確認する画面が表示されますので「次へ」を
確認画面が表示されますので「確定」ボタンを。
まだ支払い情報を確定させたりするもんではありませんのでご安心を。
氏名または法人団体名を指定するテキストボックスが表示されます。
申請者ご自身のお名前か、法人名を適宜指定してください。
以上で申請情報の入力作業は完了となりますので、「送信実行」ボタンを押します。
「申請番号『**************』の手続情報が到達しました。」というメールが受信されるはずです。
その3:申請に必要な料金の確定と支払い手続き(インターネットバンキングで決済)
あとは発行手数料の納付手続きをネット上で完了すればOK。
”その2”で到達したという手続情報を法務局側が「受付しました」→「お知らせがあります」→「納付情報が発行されました」という3通のメールで順次知らせてくれますので、しばし待ちます。
やっぱこの手順は人為的にチェックされてるのかなぁ。早いときなら申請情報が到達してから1,2分で納付情報のお知らせが送られてきたんですが、夜とかだとすぐには確認できずに翌朝に送信されてました。
「お知らせ」「納付情報」のメールを受信したら、「処理状況照会」画面へログインします。
※処理状況紹介画面へはトップページやヘッダー内のメニューボタンなど、各所にリンクが張ってあります。
「お知らせ」ボタンを押すと、申請の手数料請求額を確認できます。
いよいよ最後のステップ、ネットバンキングからの送金手続きです。
照会画面の「納付」ボタンをクリック。
すると別ウィンドウ・タブが開いて、「電子納付情報Webサイト」の金融機関選択画面が表示されます。
あとは、それぞれお取引の金融機関を選択して、ネットバンキングにログインしたら画面に従って送金手続きを完了すればOKです。
ここは各金融機関によって操作手順なども異なるので説明は割愛させていただきますね。
何かこうやって手続フローをを解説するとかなり煩雑そうに見えるかもですけど、実際に操作していくとそんなに手間はかからないと思います。
”申請者の登録”から始めて、納付完了まで10~15分くらいでイケるかと。
ーということで、もう謄本の発行申請とかなら法務局まで行かんぞ~♪
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